コペンハーゲンに行ってきたday1
初めてのコペンハーゲン、英語もデンマーク語もできないのに!?
「なんでコペンハーゲン?」と聞かれると、もう9年前になるけどドイツはベルリンに一人で行った時に全く知らない地に行くことがとても自分にとって刺激になったこと、そしてクラブが盛んなこと(コペンハーゲンは世界でハンブルクにつぎ2位!らしい、ベルリンは3位)、あと北欧デザインのイメージがある通りデザインや建築など見るべきものが多い、社会保障も手厚く幸福度も高いので日本とは違いギスギスしていない、ということが挙げられます。
実は諸々リフレッシュしたい気分でぼ〜っとしたいなら国内や台湾ベトナムとかでいいじゃんと思っていたが(そのためにアンケートもとった、そして1位の国内旅行は無視した)
とにかく無心で一人でボーっとするにはどこが良いですかね
— 西尾 (@nisopp) August 1, 2019
せっかく身動きしやすい一人旅だったので、死ぬまでにどっか行けるとしたらということで北欧・コペンハーゲンになりました(ドイツはまた次行きたい)
行くまで普通のヨーロッパだと思ってたけど、地図で見る通り、スウェーデンの隣で、ドイツにも出やすい便利なエリアの位置だったんだな〜と。
てなわけで旅行記1日目いきます。
コペンハーゲン中央駅 Bernstorffsgade 朝の運河沿い散歩
前日深夜12時にアムステルダムのトランジットを経てコペンハーゲン中央駅近くの宿にやっと到着。待ちに待ったベッドでの睡眠を経て、朝7:00に起き、日差しにつれられて散歩に出るとそこは天国でした。
めっちゃ綺麗でしょ?
宿の近くの運河沿いで朝いろんな人がランニングしたり、自転車で出勤してるだけなのだけど、その景色がとても綺麗。晴れてたのもあるけど、こんな風景で仕事&生活できるのならとても気持ちいいなと、温度も20℃前後だし。交通の中心は基本自転車だから、自転車の通路がきちんと分けられているのも理にかなってました。
散歩のあと、朝飯はホテルのビュッフェです。泊まったホテルは Wakeup Copenhagen Bernstorffsgade といって、コペンハーゲン中央駅から7分くらいの、おしゃれなアパホテルって感じなのですが、朝食ビュッフェが屋上でいただけるて最高でした。牛乳もなんだか日本より美味しいし、コーヒー飲んで街を見下ろしながらchill⛅️
ニューハウン観光
いきなりのコペンの朝の良さにかまされつつ、日本への仕事メール・電話などして(こちら朝10時のとき日本は17時!電話でテンションの差を感じた...)ガイドブックにも載ってた観光地となるニューハウンへ。ちょっと距離があるのでホテルで自転車を借りてサイクリング。運河沿いを10分くらい北上すると、テレビで見たような風景が目の前に飛び込んできました。
ふぃ〜綺麗な街並み!!ニューハウンは新港という意味でヨットや水上バスなどが行き交っている港町です。今は港というより色鮮やかな建物が立ち並ぶ観光スポットとして、そしてあのアンデルセンが愛した街としても有名らしいです。
あ〜この川沿いの街並みなんか既視感あるな〜なんだっけ、あ、「川床」だ、京都の。と思いながら綺麗な街並みの次に目が写るのは運河沿いに立ち並ぶカフェやご飯どころ。まだお腹は空いてなかったので、自転車乗ったし水分でもいただこうかとオープンテラスのカフェテラスに入ってビールをいただく。
skål!!(デンマーク語で乾杯の意味、デンマーク語これしか覚えてない)
気持ちいい天気の中ビールをいただき本日2度目の天国にひたりながら、今日のこの後の作戦を練るのでした。
TORVEHALLERNEKBHで昼メシ
自転車でちょっとフラフラしてみようということで、西方面へ。本当は北欧グルメで有名なレレという店の人がやっているタイ料理屋Tiger Momに行きたかったのですが、もう13:30で閉店、、とのことでなんか人混みがあるところで自転車をとめてみる。
後から調べると、TORVEHALLERNEKBHという結構有名な屋外マーケットで、ガラス張りの建物に沢山の飲食店やパン屋とかが入っていて、とても活気がありました。
そこでガイドブックで見て行きたかった「Grød(お粥)」という店の系列店をなんと発見!!人のオーダーを見てそら豆のサワークリーム粥みたいなものをオーダー。まさかデンマークで米が食べられるとは、うまい、うまい!!
北欧のお粥というのは珍しいですが、この店は複数展開しているようです。優しい味とコペンらしくないボリュームで、お腹にしっかりとたまりました。さて午後も活動するぞ!!
幸せの象徴の地、クリスチャニア
TORVEHALLERNEKBH近くはお店が多かったので、有名なスーパーIrmaや雑貨店をふらふらとショッピングで周ったあと、急遽思い立って行く前から噂を聞いていたヒッピーの自治区、クリスチャニアへ!自転車で運河を渡り、ワクワクとしながら入り口の近くのスーパーでビールを買い(ちょっとビビってたのでw)入ります!
入る前から雰囲気を醸し出しているこの入り口を潜り、中に入ると、割と現地の学生さんとか若い人が多い印象。あと観光客も多いのかなあ、続々と人が入り口をくぐっていくところをみてテンション上がってきました。
入り口近くで音楽かけながらビールが売られてました。後ろの建物では音楽が鳴っていてクラブみたいになっているのかな?入らなかったけど。ちなみに25は25DKK(デンマーククローネ)という向こうの通貨で、日本でいうと395円くらい。このあと行ったバーが50DKK(870円)だったので良心的な価格設定ではないでしょうか。物価はやっぱり高いです。
これは、、、木だけどストーンみたいになって瞳孔開いちゃってますね。
少し歩くと台湾のような提灯が並んでいるエリアに。
ここの入り口で携帯持って歩いていると「No Photo」と注意が・・・。そう、ここから先は写真撮っちゃいけないエリアです。中ではフードコートみたいなところで思い思いに楽しむ老若男女が。僕は荷物が気がかりだったので早々に退散しましたが、よくわからない煙を出しながらライブする人がいたり、本当自由で楽しい雰囲気でした。
帰りに見たこの建物は中がスケートボードランプになっているのか、中から大きな音が鳴っていました。ちょっと見に入ってもよかったな。とにかくみんな楽しむことに全力のクリスチャニアは、デンマーク人の享楽的な雰囲気を象徴としているようなエリアでした。
コペンハーゲンのクラビング① 運河の孤島での楽園レイブ
クリスチャニアを軽く見た後は、昼の時点で行こうと思ってたculture boxというクラブのためにホテルでちょっと仮眠を、、、と思ったらなんだかホテルの外から音がするぞ…。自分の中でヨーロッパの良いところ=その辺で音が鳴っていることで、音をたどっていくと何かしらのパーティーがそこら中でやっている点があげられます。コペンハーゲンもその例に漏れなかったな。
ここは朝散歩したあたりだな〜、運河に浮いた孤島のようなグリーンアイランドというカフェで、なんとフリーパーティーが行われていました! ちょっと昔のディスコのようなノリがよくダンサブルな曲調で、ついついビールを買って自分も混ざってみることに。
運河に浮いた孤島カフェで運河を眺めつつ、ディスコを楽しむとても良い体験なのでした。DJの一人に話を聞いてみると3人組のDJユニットをやっていてそのユニットでほぼ毎週金曜にDIYでレイブパーティーをやっているんだって!他にも日本人好きなデンマーク・オランダ両方に住むご機嫌なおじさんと話したり、とても楽しかった!ここで一番デンマークの人と喋れたかな(しかし東洋人俺だけ)。ビールも進み、ちょっと腹を足そうとグリーンアイランドを後にする。
コペンハーゲンのクラビング② ミートパッキングエリア Koedbyenの夜
自転車でふらふらとうろついていると、駅の裏?あたりで色んな音と喧騒が聞こえてくるエリアが。なんだここはコリドー街かというくらいの人だかり?
そうここは、精肉工場エリアだった場所が飲食街に生まれ変わっているというKoedbyenというエリア。そこのwarpigsという店に腹ごしらえに向かっていたのでした。
ほら、高円寺みたいでしょ(失礼)
このwarpigsという店、コペンハーゲン発祥で有名なあのMikkellerが運営する肉料理&バーの店。本当は肉肉しいBBQ料理(こんな感じ)が食べれるのだがもうこの時間はバー営業のみ、でもさすが精肉店を改装した感じがとてもオシャレさを醸し出していた。
もうこの時点でなんのビールを頼んだか覚えてないくらい酔ってきてたけど、おいしくクラフトビールをいただく!(たしか黒板の4か9だったような…)
この男子トイレ、屠殺場みたいだ...
そして強烈にお腹が空いていたので、隣のホットドッグ屋さんでホットドッグを注文!
今調べたら「John's Hotdog Deli」という店だった。沢山トッピングできてとても美味しかったな
そしてこのエリアにあるbakkenというクラブにも足を伸ばす。
場所はちょっと前のoathみたいな野外エリアにはみ出した感じの小箱。この日はjordanというスペーシーでチルアウトみなハウスかける人がまわしてて、客も玄人という感じだった。酔いも進んだのでお酒もここからはジントニックに変更。
てなわけでお目当てのculture boxへ。
コペンハーゲンのクラビング③ ほとんど覚えてない culture box
本日最後のクラブはKoedbyenから結構遠くのculture boxへ。この日はsoulclapというNYのハウス・テクノユニットのDJがするということで昼楽しみに予約していたのだった。しかしこの段階であまり覚えてなく、写真もほぼ無いので言葉で補足します。
culture boxはコペンハーゲンの中心地の少し外れにある、クラブの規模は200ほど入りそうな、2フロアで割としっかりとした作りのクラブで、この日も夜遊びのデンマーク人が多く来場し入場も若干規制されているようだった。メインフロアは地下で、そこまで広くないがDJブースの電飾が印象的だった。
てな感じで、ちょっと酔いが進んでいただので一踊りしたらさっさと退散してしまいました...帰り、路上でウォ〜と叫ぶデンマーク人をチラ見しながら、あ、今日は金曜の夜か、日本もコペンハーゲンも一緒だな、と何故か新橋を思い出しながら帰宅するのでした。
番外編:クリスチャニアバイク
自転車の前方がでっかいカゴになっているクリスチャニアバイク、これはコペンハーゲンの街でよく見かけました。前に子どもだけでなくじいちゃんばあちゃんや嫁を載せていることも。前に乗せることで会話も弾むのでいいなあ、和むなあと思いながら見てました。(この自転車も女の子とフレンチブルドッグ乗せててかわいい)
ちなみにこのクリスチャニアバイクはこの日訪れたクリスチャニアの住民の大きな収入源になっているとのこと。いい話だな。
MAP
day1にまわったとこの大体のマップです。こうみると無駄な動きしてるな俺・・・
台湾に行ってきた:day3-2 - 台南
最近、台湾にいく人増えてますよね。
台湾に行く友達に聞かれることの一つで、「wi-fiどうした?」っていうのがあるので、軽く共有しときます。
前回台湾に行った際は初めてだったので成田や羽田で受け渡しをしているイモトやglobal wi-fiを使ったのですが、より安く借りたい人には桃園空港で受け渡し可能なfun wifiがお勧めです!僕の場合帰りがscootの早朝便だったのですが、カウンターがやってなくても返却ポストに返しとくだけで楽チンでした。大体イモトやglobal wifiが5000円位(繁忙期はもっと高いかも)で、fun wifiが3400円でしたかね。
しかも容量無制限だったのであまり気にせず使えました〜多分他にも探せばもっと安いのあるのでは?
個人的には台湾に入ると変わる左上の現地キャリアの名前がツボです。海外来た実感が湧く。
※場所によって変わったりする
てなわけで台南編です。
3日目(後半):何事もちょうどいいかんじの台南
高雄から台南は莒光号で大体30分くらい。高雄からは墾丁というリゾート地も行けますが、それはまた次回、ということで(やはり高雄行き乗って南部を廻るのが一番ちょうどいいな〜と今回台湾一周して思った。)
台東で自転車乗った快適さが忘れられず、台南に着くと最近一般化したというt-bikeというレンタルサイクルステーションへ。ここではクレジットカードがあればすぐに自転車を借りれるということだったので、初めてだったがトライ。
操作画面(日本語対応)で空いている自転車の番号を選び、クレジットカードを通してカード裏の3桁ナンバーを入れるだけでOK!めっちゃ楽だ…ubikeのようにデポジットもないようで、1日最大100元しか課金されないみたい(その代わりステーションはそこまで多くない)
自転車を手にした喜びもひとしおに、前のカゴに荷物を入れてレッツ移動!台南の市街地はそこまで広くないからこれで大体は回れるぞ!
チャリは緑色でかわいいママチャリという感じでした。
まぁ暑いので、冷コーでもしばきましょうということで、「PARIPARI」という、1階がアンティークショップで2階がカフェ、3階がホテルという古い建物をリノベーションした感じのオシャレスポットへ。アイスコーヒーとアイスカフェラテ、ガトーショコラをいただく。
めっちゃオシャレな感じなんですが(再度noritakeポスターにも遭遇w)、窓から隣のアパートに入っていくおじさんが見えたり、何故か生活感も感じてしまうところが台南ぽいです。向かいはマッサージ屋?なのか、結構出入りが多くてレンタサイクルの置き場もちょっと配慮しました。
一階のアンティークショップもゆっくり見たかったが、宿のチェックインが近づいてきているので移動。
そして今回の旅の目玉、Airbnbの宿へと。
場所は永楽市場という、前の旅でも一際賑わいが激しかったと記憶している場所。そこに今日の宿はあるようです。自転車で5分ほど走ると、永楽市場に着きました。
こんな感じで店がひしめき合い、バイクが走り回っています。さてさて初のAirbnbは成功に終わるか大失敗か…「今ここにいるよ」とオーナーに連絡してドキドキして待っていると前から何やら近づいてきた怪しい人が・・・
「HEY!!」
「ん?ええっ・・・!」
出てきたのは大分ヤバ目のチーマーみたいな兄ちゃん。青い短髪で全身墨だらけの、見た目KOHHみたいな感じでしょうか。人違いかと思いつつも、どうやら間違い無いようで、、度肝を抜かれつつも着いて行き、混沌とした永楽市場の店の奥へ進み階段を上がっていきます。
ここを
こう登って行って
こんな住居スペースが・・・!
ここ永楽市場の二階はイメージとしては大きめのマンションの廊下みたいな感じなのですが、そこから様々な台南人の暮らしの様子が感じ取れました。軒先で大きな仏壇みたいなものを祀っていたり、部屋開けっ放しでおばあちゃんが洗濯していたり、はたまた住居スペースなのにカフェがあったり?あまり住居スペースなのでうろうろできなかったのですが(さすがにちょっと怖い)、台南の暮らしを知るには絶好の場所です。
さて、オーナーに通されていよいよ今晩の宿にIN。途中オーナーはおねえちゃんに声をかけて「あれはwifeだよ」と言っていたようでしたが、果たして本当に妻なのか・・・しかもここで会うということはさっきまでその部屋いたんじゃねえかと野暮なことを思いながらも、ドキドキして入ると、、
なんということでしょう。オシャレでシックなモダン和風の部屋・・・
これが1階で、ロフトスタイルの二階もこれよりも広々とした部屋で、布団もきれいにしてあって、清潔感も文句無し。あのオーナー(失礼)にこんな繊細な感性があるとは・・・と感嘆しながら、ぐるぐると見回ってみてました(シャワーも問題なしでした)。
元々Airbnbでも「人気のある宿です!」と書かれていてレビューもみんなよかったので、そんなに悪くは無いなとは思っていたのですが、これは予想を遥かに上回る良さでした。台南のリアルな暮らしを目の当たりにしながら、快適に過ごせる、まさにいいとこ取りの宿だったと思います。
クーラーのきいた二階でダラダラしてから、周りを歩いてみようということで外へ。
この頃から思いっきりこけてサンダルの紐がとれやすくなって、若干ご機嫌斜めになりつつも、台南散歩。
信義街という街にあった雑貨屋兼ギャラリー兼ゲストハウス?みたいなとこの反核の旗。ZINEとかもあった
神農街の中にあるちょっと前にtofubeatsが来台ライブをやった「聶樓」(普段はカフェ営業?)
同じく神農街でこの前も来たがやっぱりちょっと怖くて入れなかったガラクタ屋(和物レコードが何故かたくさん飾ってる)
hitfutさんが好きそうなスパイダーマン風アヒルのでかいオブジェ(正興街)
サンダル問題もありあまり落ち着いて回れなかったが、晩飯へと。晩飯はビールを飲みたい!ということで、台南でも活発な居酒屋へ
地元では有名な「感性滷味」というところ。
ここの注文がすごい難しくて、店員の方のボディーランゲージを受けながらなんとかオーダー。料理が並んでいるところから好きなものを取っていって、それを煮てもらうスタイルです。麺とかは別で注文。(それも洗濯バサミみたいな札で選ぶ?)
名物甘めの味付けの台南風おでんと乾麺を注文!うまい!うまい!
これと台湾ビールをちびちびとやりながらつまみました。
ビールはビール妹妹という専属(?)の女の子がいて、ビールがなくなるとオーダーを取りに来てくれます。そして開栓までしてくれるので、ビールは進む一方。しかし夜な夜な現れるビール妹妹を見て、この子たちは昼は何をしているんだろう、実はOLだったりするのだろうか、と妄想してしまう夜なのでした・・・。
(10元あたった)
そして台南一日目の夜市は花園夜市が休みだったので大東夜市へと!
大東夜市は中心地からは遠いですが、駐車場貸し切りの比較的大きめの夜市で食べ物に始まりゲーム・アパレルや電化製品やその他色々あって楽しめました!ただ人がギチギチなので、ゆっくり回るのは厳しいかも。
檸檬汁が冷たくてとてもおいしかった!
この鶏唐揚げも食べたけどちょっと骨多かったかな・・・あと味が単調。
このあと帰り何故か台南駅近くまで歩いて行って、(というかコインランドリーを求めて歩いたが、洗濯に1時間かかるので断念)くたくたになりながらも部屋着。
明日の予定を練りながら、眠りにつくのでした・・・
割と遅くまでやっていたお直し屋?お疲れ様です・・・
台湾に行ってきた:day3-1 - 高雄
「暮らすように旅する。」っていいコピーだなあ、くそうと思いながら旅行前に情報収集していた僕ですが、そんな僕も観光とかバカンスっぽい旅行より、沢山の人が住んでいるエリアで地元の人が行くようなメシ屋やスーパーに行ったり、コインランドリーで洗濯するような旅行が好きなんです(後出しだが)。
ただそんな振る舞いするためには、現地の言葉はちょっとしかムリでも下手な英語でトライして、生活の雰囲気を行間からなんとか読み取る作業が必要なんですが、年のせいなのかその作業の面倒臭さ(地元の人の、言葉わからない人に声かけられたな〜答えるの面倒くさいなの様子を見るのも含む)と、理解するための聞き返し会話でその人の時間を長く取ることの申し訳なさから、最近は会話を避けて何も考えず観光したいな、とか思うようになってしまっていた。
今回の旅行でも、何人かあそこで話しかければよかったな、話することを途中で諦めずにゆっくりと会話して分かち合いたかったな、と思うシーンが何回かあった。でもその度に、「面倒臭さ」と「申し訳なさ」が押し寄せてきて、会話を途中でやめたり、その手法・ルートを回避してしまう自分がいた。しかし、その時に会った彼らとはこの先もう二度と、たぶん会うことはないだろうと思うと、やはりあの時もっと話していれば、と後悔することもある。旅をしてこうして振り返ってからこそ、気付かされる人との出会いの大切さがある。
今度の旅行、もとい短期在住では、もっと単語も覚えていかないとな。と改めて思った。
というわけで、3日目は高雄からの台南です。
3日目(前半):台湾第二の都市・高雄
旧台東駅エリアも最低限は周れただろうということで、この日は朝一で高雄経由の台南へ。ホテルで朝食を済ませ、8:45の台東→高雄の自強号に乗るため、タクシーで台東駅に向かう。前日のうちにスーパーで上着も買っておいたので安心。約2時間半の乗車を経て、高雄駅に到着。
着いた瞬間、感想が「暑い・・・」なのは台湾最南の都市だからなのか、それともそれまで極寒の電車に乗ってたからなのか(ちなみにこの時乗った自強号は前日の普悠瑪号←新しい とその後に乗った莒光号←古い の中間位の古さでした。一番最初に乗った、最新の普悠瑪号が一番冷房が効いてた・・・。)
ちょうどお昼時だったので、事前に下調べしておいたMRT(地下鉄・台北と同じルール)で一駅のメシ屋に歩いていく。あまりの暑さに、ケチらないで地下鉄乗ったほうがよかったなと軽く後悔しつつ、美麗島駅1番出口前「大圓環鶏肉飯」に到着。鶏肉飯、肉燥飯を一つづつと蛤仔鶏湯を二つオーダー。長い電車で腹が減っていたのでワクワクしながら待っていると、6分ほどで着丼!(言いかった)
すげーうまそう!!
これが店名にもある鶏肉飯。魯肉飯よりもあっさりとした味付けでサラサラと食べれる!
これは肉燥飯。肉のそぼろのような感じだがほぼ魯肉飯と同じ。
そしてもう一つの蛤仔鶏湯(ハマグリと鶏肉のスープ)が凄かった!ハマグリのおいしいスープに柔らかい鶏肉!
とても柔らかくて口に入れるとホロホロくずれる感じ!量も丁度よくて大満足。ご馳走さま〜と店を出て隣のカフェで一服。このコースお勧め!
高雄はそこまで長居するつもりもなかったが飯も食べて元気も出たのでどこか回ろうと思って、調べてみると「駁二藝術特区」という文化エリア?というものがあるらしく、塩埕埔駅という地下鉄一本ですぐ行ける場所なので、滞在を延長して行ってみることに。
駅についてしばらく南に歩くと(また暑い)、倉庫街が見えてきました。
カフェや雑貨屋などの複合施設があったり(◯レンガ倉庫みたいですね)、
パブリックアートやオタクカルチャー展(?)までありました。
「GOOD OLD DAYS」というオリジナルもある雑貨屋がドット絵あり、タイポグラフィックありでとてもセンスよかったので、お店オリジナルキーホルダーを購入。2Fで紙を売っている倉庫も雰囲気あって、よかったな。
駁二藝術特区は高雄市が街をあげて芸術に力入れている感じがとてもよく出ていて、すごく好感がもてました。デザインとかも全体的にめっちゃ洗練されてる。ただ真夏にあの広い範囲を歩き回るのは大変だから、そこは何か補助があると助かるなと(セグウェイ乗れるとか・・・)。あとあのエリアを使った音楽イベントとか、もう既にあるかもしれないけど見てみたいな〜。
(海の方に見えたなんかヤバい建物)
さて見終わったあと、結構高雄駅から離れてしまったぞ。どうしようと考えていると、近くに見慣れぬ乗り物が・・・。
(写真が無かったのでinstaストーリーの切り出し)
これはどうやらlightrailという次世代ちんちん電車みたいなやつで、高雄の湾岸エリアを繋ぐものらしいです。持っていたMRTで使える悠悠カード(EASY CARD)でいけるかな、、とモジモジしていたら、どうやら駅員さんによると「タダだから乗りなよ!」ということだったので、ありがたく乗車することに。高雄駅まではまたMRTで乗り換えが必要だったが、楽に戻ることができました。
ありがとうlightrail
ヤバい建物を間近で撮ってみた。本当になんなんだ!
さて15時頃に高雄駅に到着。やっと台南に向かいますぞ〜
(長くなったので3日目前後半に分けます)
高雄駅にいたヤバそうな集団とロボピッチャみたいな集団。
台湾に行ってきた:day2 - 台東
「台湾に行ってきます」と人に言う時、特に聞かれなくても「なぜ台湾なの?」と聞かるような気がして、旅行中もずっと理由を考えていたのだが、「飯がウマい」という理由だけでは足りない気がしてきて(実際、メシも今回2回目で少し飽きてきた)、到達したのはやはり「今より何事もユルかった昔の日本(のような風景)が見れる」というところなのかなと思った。
それはこの記事でも書いてあるけど、電車で隣り合った人たちと世間話を始めたり、夜市で上半身裸のおっちゃんが大声で何か叫んだり、決して今の日本では見れないような風景を見てノスタルジーに浸る、というある意味上から目線である見方で、そう書かれていることで自分自身もハッと気づく部分もあった。
しかし、ネットにアップされた自分には関係ないどうでもいいものが一瞬で何万もの人に広がり、それを発端に賛成派と反対派で対立が始まるようになってしまった日本より、何倍も心が広く、温かいものだと自分は思っている。
先ほどの記事で書かれているように、台湾の人は親日であると共に、憧れや嫉妬を日本人に抱いている側面もあると思う。しかしそれは「隣の芝は青い」ようなもので、僕みたいに東京の居心地の悪さにモヤモヤしている日本人もいる、ということもわかってほしいなと。
前置きが長くなりましたが2日目は台東です。
2日目:未踏の地・台東
初めての台東(タイ トゥング)に向かうため、ホテルをチェックアウトして台湾鉄道(TRA)の台北駅へ。
あまり調べずチケットを買ったため乗車は1時間後、車内は冷房で寒いという情報を得ていたので、羽織るものを探しに台北駅のZARAや無印良品に寄るも適当なものがなく、大丈夫だろということで着替えをかけて防ぐことに。
というのもこの日の台北は朝からピーカンの晴れ。湿度も相当なものだがこの日は太陽光もすごかった。後で聞いた話だと台湾で一番暑いのは台南でも高雄でもなく台北なようで、アスファルトの照り返しなども含めてそうなるのだと言われなるほど〜と思った。そんなわけで車内もきっと大丈夫と思いきや、やはり車内は極寒状態。
電車から見える海や谷の風景を楽しみつつ、4時間超(長い!)の普悠瑪(プユマ)号という電車で冷房に耐え、無事台東で降車。電車降りるとメガネが曇ってきて、サウナのような暑さが身を包む。駅の周りは何もないので、タクシーでまず繁華街である旧台東駅近くの宿へ移動し、チェックイン。
とりあえずホテルの周りをぶらぶらして楽しむ。事前にNHKの「二度目の台湾」で予習してきたので、お目当てだった帆布でバッグを織ってくれる店へ。
帆布というかぶ厚いブルーシートのようなもので、昨日のpon dingのグループ展でも薄い方の生地を使ったバッグは展示されていた。自分は横縞でマチ付きで横幅が大きいのが良かったので二つ隣の台東帆布行でトートバッグを購入。確か200元(=約700円)だったかな、安い。
その後もNHKで出ていた仙草ゼリーの店に。まだやっていないっぽかったが対応してくれて、おいしくいただく。お店のおばあちゃんが出てきて日本語でしゃべりかけてくれた。お年寄りの方は結構日本語喋れる方も多いんだな〜と。
しかし暑さでそろそろ徒歩で移動していることでの限界に気づき、ホテルに戻り無料レンタサイクルをしてもらう。自転車を借りる際、パスポートを渡さなければならず、ちょっと嫌だなと思いつつも、言葉も通じず成すすべもないためパスポートを渡し、チャリをゲット。
しかしこのチャリが借りて大正解。移動が簡単だし、何より風が涼しい!周りは全員バイクに乗っていますが(台湾はバイク文化)あまり気にせず右側通行でガンガン走り回ります。旧台東駅は海が近いので自転車で海まで行って、海に足だけ入ってはしゃいだりしてた。
チャリをゲットしたことで行動範囲が広くなったので、夜ご飯はちょっと遠くの台東の現住民料理のお店へ。「米巴奈山地美食坊」というお店で、変わったものがいっぱい出てきます。
山地飯という、もち米とサツマイモのミックス。これに
山羌肉という肉のにんにく炒めみたいなもので、肉とビールが進む〜
あと台湾ではおなじみ檳榔の花を使った料理というもので、食べたことない食感でした。
このようにあまり食べたことのないものを食べられるので、とても面白かったな〜ちなみにここもオーナーのおじいさんは日本語を喋れるようでした。
(あと肉料理は後で調べたらキョンという鹿の一種のようで、あまりのかわいさにちょっと罪悪感が・・・でもめっちゃ美味しかった!)
台東はあと鐵花村という音楽やフリマなどが行われているおしゃれエリア(日本人がライブしてた)や台東観光夜市で包丁マッサージ(!)をやったり、割と観光観光した1日でした。(写真は鐵花村)
自分は埼玉まで温泉巡りする自称スーパー銭湯好きなので、出来れば次回は台東からフェリーでいける緑島にある朝日温泉に行きたいな。台東は台北や台南より海を近くに感じることができて、ダイビングとかお勧めですね!
明日は朝早くの便で高雄・台南へ!楽しむぞい!
台湾に行ってきた:day1 - 台北
8月23日から27日までお休みをいただいて二度目の台湾に行ってきました。
二度目らしく、まず到着した台北に一泊した後、電車で移動して初めての台東で1泊、そして前回行ってとても良かった台南で初Airbnb泊、そしてまた台北に戻るという毎日移動の強行プラン。しかも前回はツアー無し航空券+ホテルのパッケージプランだったが今回は全て自分で手配ということで、荷物も基本持ったままで体はしんどかったが今回も色々な出会いもあったので忘れないようメモします。
1日目:二度目の台湾上陸
初めて乗るscootというLCCの昼便で成田から台北までのフライトで桃園空港第一ターミナルに到着。今回1人往復1.5万円と格安だったためscootにしたのだが、チェックインを1時間以上前にしなければいけない以外は何の問題もなかった。シンガポールのLCCのようで、キーカラーの黄色をあしらえたミニの制服がかわいかった。
到着して腹が減ったので空港のフードコートに行って腹ごしらえ。桃園空港のフードコートはあんまり良いとこがなくて、揚げ物の盛り合わせという謎のメシを食べてしまう。(今回店がやってなかったり言葉がわからない故断られたり?食的な部分は失敗も多かった)
台北からこの春開通したMRTで台北駅へ。MRTは広くて清潔なのでほんと最高。そしてMRTは食べ物はもちろん水も飲んではいけない(見つかったら罰金1500元〜!)のだけど、向かいの家族連れが幼児をあやすために飲み物を飲まそうと電車の隅に隠れて飲ませたのが面白かった。台湾は暑いので水くらいはOKにしてほしい…。(←と思ったら調べたら水はOKらしいです、マジか…)
台北に到着、とりあえず連れが行きたいというpon dingというギャラリー兼雑貨屋へ。1Fの雑貨屋はよくある感じだったが(ここからどこに行ってもZUCCAaのnoritake展示のポスターに遭遇することに・・・)2F・3Fで展示が行われており、特に3Fのグループ展がとてもよかった。内容は台湾の食べ物(肉と野菜と海鮮?)それぞれにテーマを分けたアパレルやインスタレーション展示というものだが、VRも絡めた作品もいくつか掲出されていて、それがとても完成度が高かった。
面白かったんので広めたかったがもう終わってるのでリンクだけ貼っときます。
そして台北といえば、ということで周りの友達内でも有名なwaiting roomへ。
入ろうとすると入り口横のブースでラッパー風の2名がネットラジオ配信中の模様。DJは店長がやっており、盛り上がりに加わりたい気がしつつも言葉の壁に勝てず断念。お店は台湾のレコード・CDだけでなくhave a good timeなど東京でもお馴染みのブランドなどのアパレルやZINEなどバラエティー豊かな品揃えだった。店長と同じ透明雑誌というバンドのボーカル洪申豪のソロアルバムが気になりつつもHAN - origamiのカセットテープを購入。今聴いてるけど英国パンクを思わせるようなストレートなバンドサウンド。あとなんとなく台湾のバンドはよくエコーがかっている感じがする(ダウンロードコードついてて良かった・・・)
どんより曇っていく空に不安を感じながらその晩の宿へMRTで移動。宿の最寄駅に着くと思った通り激しい雨に、早速役に立った折り畳み傘を開く。途中にあった飯屋街に台湾を久々に感じつつ、足早に移動。
ホテルにチェックイン後、晩飯は宿から近いケロお気に入りのガチョウの店へ。
メニューの表記に若干手間取りながらも、優しい店員さんや隣のお客さんの手助けもあり無事ガチョウ肉を注文。
味噌やナンプラーをつけて食べるんだけど一口目はもちろんそのまま!臭いのでは、と思われるけど全くそんなことなく、トロリとした半生のガチョウ肉に油と塩のマッチングが最高!!ついつい1皿はペロリと二人で平らげ、2皿目いっちゃいました。そしてガチョウの油をかけたご飯も忘れず頼む。旨味濃縮された油がかかった魔法の白飯みたいなもんで、これも一瞬でかっこむ。思い出してもよだれが止まらんよ〜。
ケロ、ありがとう。
雨も思った通り止んで、帰りにその足でそのまま夜市へ。寧夏夜市という食が充実した夜市だったのだが、リサーチ不足ということもありどこが美味しいのかわからず、適当な店で大好きな魯肉飯(25元=約90円)を食べて終了。
1日目の宿はbooking.comでとったのですが、今まで泊まったことないレベルのホテルでびびりました。台湾の物価の安さに感激しながら就寝。
明日は初めての台東!楽しみだ〜